小陰唇上部にあるクリトリスが、過剰に皮膚がかぶさってしまっている状態を「クリトリス包茎」といいます。健康上の影響はありませんが、気になる臭いの原因になっていることも…。こちらではクリトリス包茎の症状や原因、治療法について分かりやすく解説します。
クリトリスとは、小陰唇上部の突起した部分のこと。外側の皮膚を包皮は呼びます。包皮からクリトリスが適度に露出している状態が正常ですが、包皮が大きくて、クリトリスが露出しないことを「クリトリス包茎」といいます。
クリトリス部分の包皮と小陰唇はつながっているので、密接な関係があります。包皮が余っている女性は小陰唇が肥大している可能性もあり、同時に治療を行うケースが多いようです。
後天的な原因は基本的にはありません。そのほとんどは生まれつきによるものです。必ずしも治療を行う必要はありませんが、次に紹介する「クリトリス包茎の症状」が気になっている女性は、治療を検討してみてもよいでしょう。
包皮の部分はポケット状になっているので、クリトリスに包皮が過剰にかぶさった状態だと、そこに汚れがたまってしまいます。デリケートな部分ですから衛生的に気になりますし、また恥垢と呼ばれるアカがたまってしまうとデリケートゾーンの気になる臭いの原因にもなります。
毎日お風呂に入っていても汚れが落としきれないケースがあるので、たっぷりの泡できちんと洗うように心がけましょう。
クリトリスは神経が集中いる部分で、性行為の際に女性の性感を高める大切な役割を果たしています。クリトリスがいちばん感じやすい、という女性が多いのはそのためです。しかし、クリトリスに包皮がかぶさってる状態だと刺激を感じにくく、快感をひろえないことがあります。
まずは医師やカウンセラーとのカウンセリングを行います。カウンセリングでは抱えている悩みや症状を話したり、治療のメリット・デメリットや費用を確認したりします。気になることをカウンセリングの際に確認できるように、事前にメモなどを用意しておくのがおすすめです。また、本当に治療が必要かを医師の目から判断するための診察を行うこともあります。
手術時に邪魔にならないように、通常はIラインのみ剃毛を行います。その後、クリトリス包皮部分に局所麻酔を実施。クリニックによっては静脈麻酔を併用できることもあります。手術が不安…という方は一度相談してみるとよいでしょう
クリトリスを覆っているクリトリス包皮を切除し、クリトリスが2分の1〜3分の1程度見えるようにデザインします。小陰唇縮小を同時に行う場合は、余分な部分の小陰唇を切除します。
医療用の糸を使用して、切開した部分を縫合します。デリケートゾーンは粘膜なので傷の治りがよく、手術後はほとんど目立たなくなります。治療時間は20分~30分程度。手術後はしばらく休んだあと、医師が傷の状態を確認して、問題なければそのまま帰宅することができます。
手術から2日ぐらいまでは傷が痛む可能性があります。日常生活にはほとんど支障がありませんが、不安な方はクリニックで痛み止めを処方してもらうか、市販の痛み止めを準備しておくとよいでしょう。また傷口から少量の血がにじむことがありますが、3日ぐらいでおさまります。
シャワーは手術当日から可能。性交渉や運動、入浴などは個人差がありますが、基本的に2週間ほどでOKとなることが多いようです。腫れも術後から徐々に収まり、1か月ほど経てば違和感はほとんどなくなります。
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