女性器や小陰唇について悩んだりコンプレックスを抱えたりしてしまう原因は人によって様々ですが、パートナーとの関係やセックスがきっかけになっているケースも多いようです。
女性器や小陰唇について、普段からフランクに話をしたり悩みを相談したりできる女性は、日本ではまだまだ多くないのが実状です。
しかし日常的に話を聞く機会は少なくとも、世の中には自分の女性器や小陰唇に対して何かしらのコンプレックスや不安を抱えている女性が少なくありません。
例えば、20代~40代前半の女性を対象にしたアンケート調査では、およそ7割もの女性が自身の女性器にコンプレックスや不安を抱いており、さらに6割以上の女性が、女性器が原因でパートナーとのセックスを拒否した経験を持っているという結果が得られました。
“都内在住・在勤のOLネットワークが20代〜40代前半の女性を対象に調査したアンケートによると、女性器の悩みにまつわる話は、セックスの悩みにも増してパートナーや友人に相談しにくいそう。『自らの性器にコンプレックスがある』または『自信がない』と答えた人は、全体の約7割。”
“『女性器コンプレックス、あるいは性器に自信がないためにセックスを拒絶した経験がある』と答えた人も6割以上いるそうです。”
どうして女性器について悩んでしまうかと考えた時、そもそも女性器に関して正しい知識を持っていなかったり、他の人と小陰唇の形やサイズが違ったりしているせいで、不安を抱いている女性も多いようです。
“性器は、自分以外のものを見る機会がほとんどないもの。身近な人とも話題にしにくく正解・不正解が掴めないとなると、自分はどこかおかしいかもしれないと自信をなくしてしまうのも仕方ないことかもしれません。また、そもそも解決できないのではないかとも考えてしまいがち。だからこそ、一度不安を感じると、深刻化しやすい悩みでもあるようです”
女性器は体の一部であり、その形はそれぞれの女性にとって個性ともいえます。そのため、女性ごとに違いがあって当然ですし、また個性があるからこそ、一人ひとりが特別な魅力を持っているともいえるでしょう。
しかし、時にはその魅力を認めてもらいたい恋人や配偶者といったパートナーから、心ない言葉を告げられたり、他の女性と比べられたりしたことで、女性器についてコンプレックスを抱えてしまうことがあります。
“温泉で子どもから『ママにはどうしておちんちんがあるの?』と聞かれたり、パートナーから『ヒダが大きくて変わった形をしている』などと心無い言葉をかけられてしまったりすることも。自分でもうっすらと不安を抱いていたところに指摘を受けると、コンプレックスが確信に変わり、悩みがいっそう深まってしまうのです。”
また、反対に全くセックス経験がないことで、必要以上に自分の女性器について不安感や恐怖心を抱いてしまい、誰にも相談できないままコンプレックスを強めてしまっている女性もいるようです。
“女性器の形状が気になるが、セックス経験がないために誰にも打ち明けられなかったという女性も多く、意を決してみどり先生の元を訪れた患者さんの中には、今までどこに相談していいかも分からず、ずっと一人で悩みを抱え込んでいた人も多いそうだ。”
引用元:独女通信,「親しい女友達にも言えない身体の悩みありますか?」(http://dokujo.jp/archives/51680927.html)
女性本人やパートナーの男性にセックスの経験があまりない場合、ネット上のポルノ動画などで見たものだけを真実だと錯覚してしまい、本来は正常な女性器も異常かも知れないと怖くなったり、誤解してしまったりといったケースも考えられます。
“ポルノというものは男性目線で描かれたもので、非現実的なものも多数あります。ですから必ずしも自分の陰部が正しくないとは限りません。
自分とポルノ女優を比べ、自分の陰部が女優と比べて大きいと思ってしまうと、異常だと感じる女性も増えています。”
二重まぶたになりたいとか、もっと胸が大きくなりたいというように、女性器についても自分なりの理想や希望の形を持っている女性もいるでしょう。
ただし、それらの理想や希望は基本的に「好み」の問題であり、医学的な「正解」や「理想」といったものではありません。もちろん、女性器についてパートナーに指摘された場合も、相手が医師でもない限り、それが医学的根拠にもとづいた意見だとは考えにくいでしょう。
そのため、自分の女性器や小陰唇の形については、誰かと比べたり、単なるイメージでしかない「正解」や「理想」を追求したりするのでなく、まずは落ち着いて考えることが必要です。
“実は多くの女性は大人になるにつれ、小陰唇が大陰唇から顔を出ようになるものです。時には小陰唇が大きくはみ出て、その形態が嫌だと思う方も多いようです。
もちろん、小陰唇が小ぶりで、大陰唇からはみ出ていない方もいますが、異常ではありません。
小陰唇の大きさに対しては正常の範囲という規律は無いことになっています。”
もちろん、例えば小陰唇が極端に肥大しているせいで痛みや不快感を生じてしまい、日常生活に支障を来している女性では、手術によって治療した方がいい場合もあるでしょう。
しかし、日本で初めて女性器形成の専門クリニック「みどり美容クリニック・広尾」を開業した、美容婦人科の満行みどり医師によれば、女性器の悩みは肉体の問題だけでなく、心の問題に直結しているケースも珍しくないようです。
そのため、まずは患者自身がどのような理由で悩みやコンプレックスを抱いているのか、正しく理解することが問題解決に欠かせません。
実際、満行みどり先生は小陰唇縮小手術に関するインタビューの中で、自分の女性器が異常だと思ってカウンセリングを受けた女性が、診察によって「おかしくないですよ」と言ってもらえたことに安心して、手術を行わずに帰るケースも少なくないと語っています。
“「不快感を取り除くという目的で手術を受けられる方もいらっしゃいますが、まずは個室でゆっくりお話を聞かせていただきます」
私は普通ではないと思いこむと不安ばかりが募る。女性器は心に関わる問題も多く、問題の原因がはっきりすれば、手術をしないで解決する道もあるそうだ。”
引用元:独女通信,「親しい女友達にも言えない身体の悩みありますか?」(http://dokujo.jp/archives/51680927.html)
満行みどり先生は、ネット上に数多くある「自己診断」や「チェックシート」などの危険性も指摘しています。
例えば、「鏡で見た時に小陰唇がはみ出ている」「小陰唇が1cm以上ある」といった条件だけを気にして、自分の女性器が異常だと思い込むことは危険です。
満行みどり先生は、「大切なことはその女性にとってのバランス」であるとも語っており、数値や状態ばかりにこだわるよりも、自分の体についてきちんと確かめることが大切です。
小陰唇のサイズや黒ずみといった状態そのものは、手術によって簡単に解決することが可能です。
“ご自分の形態が嫌であれば、小陰唇縮小手術で改善できますので、形成外科専門医に相談してみましょう。”
しかしその一方で、満行みどり先生はインタビューの中で、手術を受けることのデメリットについても語っています。
それは特に、男性のパートナーがいる女性が、パートナーに内緒で小陰唇縮小手術を受けたケースで問題となりました。
小陰唇縮小手術を行うと、余分な小陰唇を切除して見た目を整えることができますが、それは同時に「今まであったものがなくなる」ということでもあります。
そして、男性の多くは小陰唇縮小手術という治療が存在していることすら知らないため、まさか女性がそのような手術を行ったとは想像もせず、セックスの時に「膣がゆるくなった」ように感じられてしまった女性もいたそうです。
その反面、それまで小陰唇が大きくて膣に巻き込まれてしまっていた女性では、性交渉中の痛みや不快感が解消したというケースもありました。
世の中には、小陰唇縮小手術を受けるべき女性なんてほとんどいません。ですが、女性器の問題は心の問題でもあり、頭で理解していてもなかなか解決できない女性が多いことも自然だと思います。
だからこそ一人で悩まず、時には専門医へ相談することもおすすめです。また、信頼できるパートナーがいる女性であれば、きちんと不安を告白して、悩みやコンプレックスに寄りそってもらいたいところです。
そしてもしも、パートナーがあなたの悩みを理解して、正しい知識を学ぼうとしてくれれば、それこそが女性器にとっての「理想の形」といえるのかもしれませんね。
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