小陰唇縮小手術を受ける女性の中には、恋人とのセックスがきっかけで自分の体について悩んだり、縮小手術や女性器整形「ラビアプラスティー」を受けようと決めたりした人も少なくないようです。
アメリカなど海外では、女性器に関連する悩みを美容整形によって解消された女性が増えており、ラビアプラスティーへの意識も年々高まっています。
アメリカ最大級のネット掲示板に、小陰唇が平均サイズよりも大きいことで悩んでいた女性によって、以下のような書き込みがされました。
”大人になると、セックスをするたびに辛い思いをしていました。小陰唇を自分で開いて、男性に『どこに入れたらいいか』教えてあげないとならないんです。”
この悩みを書き込んだ20代女性のThrowlabさん(ハンドルネーム)は、10代の頃から小陰唇のサイズで悩んでいましたが、それは世の女性みんなが抱えている悩みだと思っていたそうです。
しかしやがて恋人ができて、その彼と愛を確かめ合おうとした時、自分の性器を見た彼がショックを受けていることに気づき、そこで初めて自分の体が「普通でない」と知ったのでした。
Throwlabさんは色々と悩んだ末に、ラビアプラスティーを受けたそうです。そして幸い手術は成功して日常的な痛みや不便さも解消し、彼女はとても前向きに生きられるようになりました。
しかしその一方で、彼女は次のような書き込みもしています。
”この告白を投稿したのは、同じように陰唇のサイズに悩んでいる人を励ましたかったからです。どうかあなたが生まれ持った大事な性器のことで、自信を失わないで下さい。平均より小さなペニスを持った男性もいます。それと同じことなんです。私の小陰唇が大きかったからといって、彼氏の態度が変わったことはありませんでした”
確かに、彼女が悩むようになったきっかけは、セックスの際に恋人が見せた反応であったのかも知れません。
ですが、彼女にとって大きな心の支えになってくれたのもまた、彼女に対して偏見や差別意識を持たず、その本質を愛してくれた彼の存在であったことも事実でしょう。
特に、あまり実際の女性経験がなく、アダルトビデオやインターネットのポルノサイトなどで得た知識しか持っていない男性の中には、「小陰唇が大きくて黒い=男性経験が多くて遊んでいる」といった偏見を抱いている人もいるようです。
そしてまた、そのような男性の声を気にして、恋人とのセックスで誤解されたり幻滅されたりしたくないと思って、ラビアプラスティーをしたいと考える女性も増えています。
しかし、全国で数多くの女性の美容整形に携わってきた女性医師、向井英子さんによれば、そのような男性の偏見に医学的根拠はほとんどなく、むしろ小陰唇のサイズや黒ずみはそもそもの遺伝や体質が大きな問題だとされています。
向井医師によると、黒ずみの原因は小陰唇のサイズというケースもあるそうです。
”その方の本来の形や大きさによるものですので、体質や遺伝的な問題かと思います。あと大きいと擦れやすいので、それが黒ずみの原因となることもあります。下着の擦れはもちろん、洗いすぎも黒ずみの原因の1つなんですよ。ビラビラが大きいと肝心なところを洗えていないことがあるので、洗いやすい外側だけがどんどん黒くなるんです。”
参照元:AM「ビラビラが大きい=経験回数が多い?アソコについて女医さんに聞いてみた【保存版】」(https://am-our.com/sex/258/16100/)
イギリスのBBCは、2015~2016年間で少なくとも200人以上の18歳未満の少女がラビアプラスティーを受け、さらにその内の150人が15歳以下であったという調査結果を報道しました。
これは海外の事例であるものの、専門家によれば、インターネット上で誰もが簡単にセックス動画やアダルト画像を見られるようになり、そこに映っているプロの女性の女性器を見て、自分の女性器の形との違いにショックを受けるケースが増えていることも大きな原因と指摘されています。
そもそもセックスを商品としてお金を得ているプロの女優は、芸能人やモデルが美容整形をするように、普段から特別なケアをしたりすでにラビアプラスティーを受けたりしていることも少なくありません。それなのに、人工的に美しく整えられた女性器を見て、それこそが「自然の形」だと誤解すれば、必然的に不安を抱える女性も増えてしまうでしょう。
参考元:Sputnik日本「膣の形成手術 小中高生200人が希望 9歳も」(https://jp.sputniknews.com/life/201707063848771/)
胸のサイズや肌の色が人によって生まれつき異なるように、女性器の形も女性によって様々です。
しかし、女性器の見た目には色々なイメージや偏見があって、それがセックスに結びついてしまうケースも少なくありません。また、実際に小陰唇が平均よりも大きいことで驚かれてしまうこともあるでしょう。
小陰唇縮小手術やラビアプラスティーによって女性器の悩みを解消し、性生活だけでなく人生そのものを楽しめるようになった女性はたくさんいます。
ですが本当の意味で手術を成功し、セックスの悩みを解決させるには、何よりもまず、誤った知識や偏見にまみれた男性の意見に惑わされることなく、正しい知識を学んだ上で、きちんと自分の本質を愛してくれる人と出会うことも大切なのではないでしょうか。
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